この記事の要約
・強さ(力感)、曲がり幅(ライン読み)については、ストローク(インパクト)がある程度できるようになってから学びます。
・強さ(力感)、曲がり幅(ライン読み)の、方法論的な部分は、個人の感覚や経験による所が大きいが、それぞれ覚えておくと良いかもしれない内容など少し紹介しています。
2、強さ(力感)、3、曲がり幅(ライン読み)
このブログでは方法論をメインに紹介しているものではありませんので、そうなると拍子抜けするかもしれませんが、この2番の力感と3番のライン読みに関しては、感覚と経験の部分が多いため個人個人で練習して習得してくださいということになります。
しかし大切なことは、前の記事の『真っ直ぐ理想的な転がりで打つこと』というのがある程度できるようになってから、2番と3番の本格的な練習を行うことです。
繰り返しになりますが理由は、ストローク(インパクト)が安定しなければ、力感に対してのボール初速が毎回変わってしまうため結果が安定しませんので、いくら練習しても力感(強さ)の習得はできません。曲がり幅の習得も同様の理屈です。
そして、いつでも1番のストローク(インパクト)の項目ができているか常に確認をすることを推奨します。
以下に書くことは方法論やコツに近いものの紹介になりますので、参考に読んでみてください。ヒントになるかもしれません。方法論やコツは、人によって合う合わないがありますので、これにこだわる必要はありません。
【2、強さ(力感)について覚えておくと有利になるもの】
・強さ(力感)を養う際は、自分の好きな距離(2mとか3mとか、4歩とか5歩とか)を基準にして練習することをお勧めします。この基準に対して、どのくらい強く、あるいは弱くを練習します。
例えば、5歩を基準にした人の場合、5歩の強さを感覚として持っているのことになりますので、3歩の距離を打ちたい場合は、その5歩を基準として力加減を調整します。
ちなみにこの基準の距離の決め方ですが、難しいかもしれませんが、できたら自分が何も考えず自然に適当に気持ちよく打った時の距離に設定できると良いです。それが自分の持ってる感覚(無意識)なので、基準にするには最高です。
・どちらかと言うと、カップを外して練習してください。ボールが止まるところまでしっかり確認しないと、距離感が養えません。
この時もしもボールの止まり方が、タラタラなかなか止まらないような場合や思ったよりショートするなど転がりが悪い場合などは、トップスピンがかかってしまっていたり、インパクトが作れてないという場合が多いので、1番の項目を確認してください。
・このコツはストロークの部分でもあるのですが、早いグリーンや下りのショートパットの時は、小さいバックスイングから、できる限りの加速(ヘッドスピード)でしっかりインパクトさせて打ちます。(弱く打つ場面ですのでフォロースルーもあまり取らないのが自然かと思います。)これだと当然力が入らないのであまり転がりません。ショートパットで緩まずに、転がる距離を短くする方法の一つです。
【3、曲がり幅(ライン読み)について覚えておくと有利になるもの】
・自宅のパターマットでは習得できないと思います。必ず本番環境に近い芝のグリーンで練習してください。この部分は経験や慣れが大きいです。ラウンド回数が多いと良くなります。ラウンド前だけでなくラウンド後も練習グリーンで少しでも練習することをお勧めします。色々な傾斜のところでどのくらい曲がるのかなど試して感覚を養ってください。
・ボールは打ち出した時は勢いがあるので曲がり幅が少なく、勢いがなくなるにつれて曲がりやすくなります。これを応用するとスネークラインも読みやすくなるかもしれません。
・そこそこキツい傾斜から打つ場合、例えば前上がりの傾斜であれば、打った瞬間にいきなりびっくりするくらい左へ打ち出してしまうということがあります。このような場合は、少し右足目にボールを置くか、右に打ち出すか、フェースを開いて打つか…などの工夫が少し必要になります。ライを見極めることで、それが自分のストロークのミスなのか傾斜による影響なのかを知ることができます。
【最後に】
最後におさらいですが、パターの要素はこの3つに集約されます。実際はメンタルなども大切な要素ではありますが…、まずはこの3つをしっかり抑えることがマイナスになることはありません。
1、ストローク(インパクト)
2、強さ(力感)
3、曲がり幅(ライン読み)
この順番で習得することが大切です。特に、ストローク(インパクト)に関しては最重要項目になります。これがちゃんとできないと次がありませんので、常日頃から確認をしておきます。
また、1番は比較的普遍的な部分が多くあり、2番3番は感覚の部分が増えてきます。
「理屈とか言いたい事はわかったけど、それでどうすればいいの?」という実用的な部分、方法論(打ち方)に関しては、人それぞれ色々なやり方があります。インストラクターの指導であってもこの部分はインストラクターの目線の範囲になってしまい、合う合わないがあります。しかし、これらの記事の中で普遍的と言っている部分には合う合わないはありません。この普遍的な部分をしっかり抑え、あとはそれを踏まえてご自身で自分のパッティングを身につけていくというのが、遠回りなようで必ずうまくなる方法の一つかと思います。
(というなんとも無責任な締めになってしまいました。)